「音楽四方山話」
1.元気が出る音楽
中島みゆきの「泣きたい夜に」。大失敗をしたり、ヤなことがあってどうしようもなく、落ち込んでるときにこれを聴くと元気が出ます。なんかこの世の中で自分ほどダメでどうしようもない奴はいないんじゃないかと思ってるときに「♪冗談じゃない、世の中誰もが同じくらいに悪い」というフレーズを聴いていると慰められます(ほっとするともいう)。
さだまさしの「風に立つライオン」。自分も夢を持って何かに真剣に取り組まなきゃと(その時は)思わせてくれる曲です。
2.体を動かせる音楽
「王様のレストラン」のメインテーマ、久石譲の「宮崎映画系」音楽など、根が単細胞なので、躍動感のある音楽を聴くとつい乗せられて体が動いてしまいます。炊事、洗濯、掃除などをしているときの定番アイテムです。
スキー場で滑っているとき、思い浮かべる曲は「さくらんぼ実る頃」(映画「紅の豚」に出てきた曲です)、これを頭の中で鳴らして♪ずん・ちゃっ・ちゃっ・ちゃっ・ちゃーのリズムの「ちゃー」のところでターンを切ると滑り易い(かなり、変な奴)。
3.眠れない夜のための音楽
チャイコフスキーの「悲愴」。なぜか、未だに最後まで聴けたためしのない曲。
逆にインド音楽のシタールは、どうも目が冴えてきます。(部屋の明かりを消してモニラル・ナグの「シタール幻想」という曲などかけると、聴けば聴くほど気分が高揚してきて眠れなくなります。「音楽は麻薬」ではなく「音楽は覚醒剤」かも知れない)
4.多田武彦の思い出
男声合唱から合唱の世界に入った後藤ですが、まるで男声合唱の入門書のように目の前に溢れていたのが「タダタケの曲」でした。私見では、この人の曲の魅力は聴いて耳に馴染みやすい(悪く言えば、安直な嫌いもあり)ことと、どこから探して来るんだろうと首を傾げたくなるほど良い詩を探してきていることにあるように思います。
ただ組曲にした場合、どうでもいい曲とこれは絶対良いよなあという曲との差が極端な例も多く。よく「タダタケ終曲ステージ」やろうなどと言われておりました(あざといことにタダタケは終曲に良い曲を持ってくるケースが多い)。
歌詞の良さで選ぶと後藤のお気に入りの曲はこんな感じです。
・「夏になれば」「年の別れ(歌詞が改訂される前の版)」「11月に降る雨」「浜の足音」「春愁」「アンファンスフィーニ」などです。
5.ニグロの想い出
後藤が所属していた男声合唱、洋物の定番といえば黒人霊歌でした。「Oh, my golden slippers」「Deep River」など大好きになった曲がいっぱいあって、これを聴くと古きよき学生時代(つい昨日のような話ですけど)を思い出します。
逆に混声のニグロをやったことがないので、いつかボイスでもやれたらいいなあと思ってたりします。
以上、後藤のとりとめのない音楽四方山話でした。