「出会いにまつわる曲」
私の場合、思い出の曲って、数限りなくあります。という訳で色々な出会いの曲を挙げてみます。
1.「精霊流し」グレープ
まず、中学時代にフォークソングのバンドらしき物を友達と組んでいたのですが、それでよく歌っていたのが、グレープの「精霊流し」やイルカの「なごり雪」です。なんかすごく地味なバンドでしたが、それなりに編曲してハーモニーをつけたりしてました。私は、当時は楽譜が読めないし、楽器もだめだったので、ひたすらボーカルをやってました。当時からやたらに女声の代わりにファルセットで歌っていたのです。これが、みんなと「ハモる」楽しみを知った出会いの曲です。それと大好きなさだまさしとの出会いの曲です。さだまさしを好きになったから奥さんと付き合い始めたようなものですから、私にとってさだまさしは縁結びなのです。
2.混声3部合唱曲「一日になんども」
高校に入って、本当はフォークソング部に入りたかったのですが、その頃は北須磨高校には、フォークソング部がなく同好会を発足する準備段階でした。それで、それまでのつなぎに入ったのが「音楽部」(後の合唱部)でした。当時は、吹奏楽部と合唱部の合体したような部だったのですが、合唱を目当てに入部した男子は私が最初だったようです。それでの最初の曲がこの「一日になんども」でした。この曲で先輩達や先生の「誉め殺し」にあっていい気にさせられて合唱にのめり込んでいったのです。今でも、この曲は暗譜しています。でもこの頃は「恐怖のこおろぎ」とかいって、途中でミの音が続くのを喉を引きつらせて歌っていたんですから、今から考えるとうそみたいです。そのまま、高3の2月まで通い続けて父親に無茶苦茶怒られました。
3.「森の歌」(ショスタコーヴィッチ)
この曲は私が西牧さんの指揮で歌った最初の曲です。当時、西神戸混声合唱団に入っていて、合唱祭での合同演奏で西神戸混声とボイスとあと何団体かで演奏してのですが、その時の西牧さんがすごくかっこよく(?)見えたのです。それと指導法や指揮がかなり気にいって後々まで印象に残りました。これ以降、西牧さんと「ボイスフィールド」への感心が高まり、高校の先輩の土橋さん(旧姓島田さん)にボイスを紹介したりして、様子を探っていたのです。
4.「唱歌の四季」
ボイスへの入団したいと思った曲です。確か、合唱祭で聞いたんじゃないかな。他の団が整然とならんで歌っているのに大して、ボイスはステージ一杯に散らばって飛び跳ねながら(?)、この曲を歌ってました。客席から聞いていてすごく楽しそうに見えましたし、是非一緒に歌いたいと思ったのです。今でもあの時の「雪やこんこ」のイメージが離れなくて飛び跳ねたくなります。
5.「星から届いた歌」
ボイスの練習を始めて見学に行った時の曲です。確か、一人で行きづらくて、シャチョーを無理矢理引っ張っていったんですよね。それで、定演間近だった事もあって私は入団を見合わせたのですが、シャチョーはいきなり入団してしまいました。その年の定演にのってしまったんだからすごい。その定演を客席から見ていて、「ああいった楽しそうなステージができたらいいな」と思って、その後入団したのでした。
以上、とりあえず、私にとっての合唱そしてボイスとの出会いの曲でした。