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「『こんな夜には』ほか」

Ten.:浜田 啓司


2回目やっちゅーねんってゆうのに、たかぽんがきかないので、2回目の「これを聴けば思い出す」書きます。

●「こんな夜には」 by 大中恩

合唱に不真面目なワタクシが合唱曲を選曲するなんて珍しいのですが(^^;

まだ僕が今より合唱を純粋に楽しんでいた頃(苦笑)、大学の合唱団にいた頃ですね。
「サッちゃん」「いぬのおまわりさん」の作曲者であまりにも有名な*1大中恩先生を招いての企画ステージを、2年連続でやったことがあります。
合唱団の指導者である指揮者の先生が、かつて学生時代に大中先生に師事していたことがありまして ... というか、大中先生の合唱団「コールMeg」というのがあって、そこで歌いたくて入団されたわけですが、それが大中先生と僕らのコラボレーション実現のご縁でした。

そのコールMegの演奏会で、毎回必ず最後に演奏したという歌。僕らの演奏会でも、この歌をエンディングで歌っていました。*2 それが「こんな夜には」という歌でした。*3

著作権的には大目に見ていただいて(汗)、歌詩を引用してみましょう。短い歌です。

こんな夜には 二人で出かけよう  どこまでも 果てしなく歩こう
こんな夜には 二人で出かけよう  いつまでも 手を組んで歩こう
二人の夢は広がる 二人の愛は輝く
こんな夜には 二人で出かけよう  愛し合う目を見つめて語ろう  いつまでも

ここに拾い出すために、ずいぶん久しぶりにオリジナル(コールMeg)のテープを聴いたのですが、歌詩だけ読むと何だかハヅカシイのですが(苦笑)、とってもロマンチックな歌です。

なんとなく大学時代の時のこと*4を思い出してしまったのですけど、こういったロマンチックな歌を今の自分だったらどう歌うんだろう。どんなふうに聴き手に伝えようとするんだろう。...そんなことを思ってみたりするのでした。*5

*1: そのわりには合唱人以外にはあまりにも知られていませんが...(汗)
*2: 終わり4小節で緞帳がdownする事まで計算されていた。(^^;
*3: 楽譜は実家に置いてきてしまったので、作詩は誰か覚えていません。「愛ゆえに」という合唱曲集に入っています。
*4: あんなこととか、こんなこととか。これ以上は言えません。(謎)
*5: チリコンズ、JRF、ハマダ理髪店の次はこれか!?

●「VOJAのX'mas Medley」 by VOJA(the Voice of Japan)

昨年のクリスマス前にボイスの一部*6でブームを呼び起こした、VOJAこと「Voice of Japan」亀渕友香さんというゴスペルシンガー*7が率いるゴスペルグループ。京都・北山の教会でクリスマスコンサートがあって、聴きに行ったんです。*8

ゴスペルのコーラスって生で聴いたの初めてで、音楽的にも感動したけど、それ以上にとっても楽しい!! コンサートにはエンターテイメントの要素って必要だなって思った。映画「天使にラブソングを2」でも演ってる「Oh Happy Day」のソロを、客席(僕の前の席)にいた男の子2人を連れだして歌わせたり*9、チケットの半券でクリスマスプレゼントの抽選会やったり。

実はこのコンサートの雰囲気、ボイスのクリスマスサロンコンサートにちょっとでもパクれないかな、と思って考えてたんだけど、時間が無くて間に合いませんでした。(白状)

中でもとっても印象に残ったのが「VOJAのX'mas Medley」とタイトルされた、オリジナルな編曲のクリスマスメドレー。*10 言葉で説明するより聴いてもらった方がよく分かると思うので、聴きたい人は、はまだまで。CD貸します。聴いたら、きっと演ってみたくなると思うよ。

*6: 主に当時僕とつるんでた人達です。(笑)
*7: SPEEDとかMISIA、ELTとかいったメジャーなシンガーのボイストレーナーもやってるそう。
*8: 行ったのは、僕の他に西牧さんとまゆみちゃん。vさんもお誘いしていたが風邪でダウン。
*9: この子供たち(幼稚園ぐらい?の兄弟)がまた上手かったりして、おもきし盛り上がる。「Oh Happy Day」知ってたみたいやったもん、びっくり。
*10: リトル・ドラマー・ボーイ~諸人こぞりて~もみの木~ジングル・ベル~サンタが街にやってきた~Winter Wonder Land~Let It Snow~Silent Night。「Growing Spirits」というアルバムに入っています。

●「Believe my heart」 by 伊藤 "T.K" たけし

去年、合唱の世界から19歩ぐらい*11引いて、Jazz/Fusion方面のCDばかりを聴き漁っていた頃。伊藤たけし(Takeshi "T.K" Ito)*12というSaxプレーヤーのアルバム「Double Circle」がとっても気に入って聴いていた時期がありました。Fusionの要素と流行のクラブ・サウンドを融合させた感じ、っていう目新しさもあったんだけど、ただSaxの音色に惚れて「かっちょえぇ~!!」とミーハーになってたというのが実際のところ。*13
で、そのアルバムの中で一番好きな曲「Believe my heart」というのがあるのですが、この曲には偶然な思い出があります。大学のクラブの後輩*14が去年の秋に結婚したのですが、その2次会の時の話。

同じ大学のクラブで僕の一つ先輩にNさんという方がいたはります。高校時代はブラスバンドでパーカッション、大学は合唱でアルト、社会人になってからはジャズ&タップダンス、というチャレンジ精神旺盛な、尊敬に値する先輩の一人なのですが、Nさんがこの2次会の席で、お祝いにとタップダンスを披露してくれました。そのときにNさんがBGMに選んだのがこの「Believe my heart」。緩やかなグルーヴの中で踏む、軽快なタップ。メロディアスなSaxの音色。選曲のセンスも含めて、他には真似の出来ない最高のお祝いだったと思います。

思いもよらないところで、好きな音楽に素敵な思い出がオーバーラップされた、とっても印象的な出来事でした。今もこのCDを聴くと、買った当初とは違った、あったかい気持ちになります。*15

*11: 19という数字に別に意味はない。ただ単に最近、素数に凝ってるだけである。
*12: SQUARE(現T-SQUARE)というFusionバンドに昔いました。
*13: 今もJazz/FusionのCDをよく買いますが、気が付くとSaxメインのCDが多かったりする。余談だがPianoメインのものも多い。
*14: ボイスでも知ってる人は知っている、T安くんです。
*15: ま、人生いろいろあるってことですな。(意味不明)